健康支援エクササイズ協会では棒ビクスを行う際には端っこに赤と緑のゴムのついたひのきで出来た専用棒の使用を推奨しております。
・普通の棒だとなぜだめなの?
・棒にしては少し高く感じるんだけど
・この棒はどんなメリットがあるの?
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
どうしてこの棒が出来たのかをご説明いたします。
棒を思いついたきっかけ
当時、高齢者の方が運動の際にフラフラされることがとても気にかかっていました。高齢者の方々が、ふらつかず、安定して身体を動かすことができたら、今以上に関節の可動性を引き出し、効果的に筋力も柔軟性も向上ができるはず!と
初めは、スキーのストックを考えましたが、先端が鋭利なので、スタジオの床を傷めると悩んでいた時に、運動指導者仲間の皆さんとドイツへ病院でのリハビリの研修を行く機会に恵まれました。その時、心臓疾患のリハビリの一環として棒とばしを体験することになりました。
体験中に、「そうだ、棒を使うことで、からだを安定して効果的に運動することができる!」と気づき、帰りの13時間のフライト中に、棒を使った運動のメソッドを考案しました。
そして日本に着いたら、考案したプログラムをすぐに試してみたく、とりあえず100均一の棒を購入しお客様に実践してもらいました。しかし、「100均の棒が使っている最中にもし折れて怪我でもしたら・・・手にささくれが刺さってしまったら・・・」と思うと不安で眠れなくなりました。
最適な棒を探す日々
そこで、ホームセンターで色々な種類の棒を購入し、試作品を何度
重すぎる→肩が痛くなる
しなる →ガタガタする
ゆがみ→指標にならない安定しない
ささくれ→肌や服を傷つける
腐る →腐って色が変わる
折れる→腐ったところから折れる
「筋力、体力の弱い方が、からだを支え安心して運動できる健康器具としての専用棒が必要だ!」と決心し、木工といえば長野か岐阜!ということで、まずは車を走らせ岐阜の山奥で見つけた工房へ。
「棒を使ったエクササイズ」の話を工房の職人さんへ熱く語らせて頂いたところ、なんと快諾頂き作ってもらえることになりました!
エクササイズに向いている木を職人さんに教えて頂き、様々な試行錯誤の結果、行き着いたのが現在のヒノキの棒です。職人さんが、1本1本手をかけて作ってくれたこのひのきの棒は、伊勢神宮の式年遷宮にも使用され、象が乗っても折れないとおっしゃって下さり安堵しました。軽くて耐久性に優れ、手触りもよくからだに直接触れても安心。長さもオーダーで作って頂けることになりました。
棒の端には地面への固定、ぶつかったりした時の危険を和らげれるために、また、高齢の方にも見えやすいように、そして、ツボ押しのことも考慮し、協会オリジナル赤と緑の柔らかい専用のゴムをつけております。
そして現在の形へ
現在は3つの工程で棒が作られるようになりました。
まずは岐阜の工場で丸太から細い棒へ加工 ⇒ 名古屋の別工場にて職人が、1本1本、ペーパーで研摩し、アレル
折れにくい、ささくれができにくい,歪まないということは、安全
皆様には、安全に運動していただくためにこの専用棒をご利用頂い
コストパフォーマンスに優れ、CO2削減に貢献し、持続可能な優
長く大切にご使用いただければと思います。
・棒の購入はこちらから
・体験会にご参加頂くと棒がセットでついてくるプランもございます。⇒ 体験会の詳細